ヤコブギクは有毒ですか?
Senecio jacobaea L. (同義名: Jacobaea vulgaris L.)
1
含有するピロリジジンアルカロイドは加熱しても分解されず、乾草・サイレージ加工後も毒性が持続する
2
動物種により感受性に大きな差があり、ブタ・ウマ・ウシ・ニワトリは特に中毒を起こしやすい
3
慢性中毒の場合は摂取から最大6か月経過後に初めて症状が出現し、特異的な治療法が存在しない
よくある質問
ヤコブギクは人間に有毒ですか?
明確なデータは存在しない。誤食が疑われる場合は直ちに医療機関を受診すること (中毒性)
ヤコブギクは猫に有毒ですか?
明確なデータは存在しない。摂取が疑われる場合は直ちに動物病院を受診すること (低毒)
ヤコブギクは犬に有毒ですか?
明確なデータは存在しない。摂取が疑われる場合は直ちに動物病院を受診すること (低毒)
ヤコブギクは馬に有毒ですか?
摂取後数日~6か月後にセネシオーシス(シュバインスベルガー病)を発症し、徐々に症状が進行して最終的に死に至るケースが多い (劇毒)
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毒性の詳細
人間
中毒性
明確なデータは存在しない。誤食が疑われる場合は直ちに医療機関を受診すること
猫
低毒
明確なデータは存在しない。摂取が疑われる場合は直ちに動物病院を受診すること
犬
低毒
明確なデータは存在しない。摂取が疑われる場合は直ちに動物病院を受診すること
馬
劇毒
摂取後数日~6か月後にセネシオーシス(シュバインスベルガー病)を発症し、徐々に症状が進行して最終的に死に至るケースが多い
毒性スナップショット
有毒部位植物体全体に毒性があり、特に幼植物と花部に高濃度の毒素が含まれる。毒素は乾草・サイレージ中でも活性を保持する
中毒経路経口摂取(放牧中の誤食、毒素に汚染された飼料の摂取)
毒性成分ピロリジジンアルカロイド(ヤコビン、ヤコニン、ヤコジン、セネシオニン、レトロルシン、セネシフィリン、センキルキン等); シュウ酸塩
応急処置と予防
誤食後30分以内
- • 摂取したことが明らかな場合、催吐が可能な状況であれば速やかに催吐処置を実施する
- • 摂取した植物のサンプルまたは写真を持参し、速やかに医療機関/動物病院を受診する
- • 飼料に本種が混入していることが判明した場合は、直ちに当該飼料の給餌を中止する
すぐに獣医に連絡
- • 本種の摂取が疑われる場合全て
- • 元気消失、食欲低下、黄疸などの異常が認められた場合
家庭での予防
- • 放牧地に本種が生育している場合は、放牧開始前に完全に除去する
- • 飼料に本種が混入していないか、定期的に確認を実施する
- • 食用ハーブなどと外観が類似するため、明確に区別して保管・管理する
治療と予後
- • 特異的な治療法は存在せず、対症療法が中心となる
- • 速やかにピロリジジンアルカロイドを含む飼料の給餌を完全に中止する
- • 必要に応じて肝機能保護療法、輸液療法などを実施する
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専門的な毒性学
毒性等級
人間中毒性
猫低毒
犬低毒
馬劇毒
標的器官
作用機序
• 含有するピロリジジンアルカロイドが体内に吸収された後肝臓に蓄積し、不可逆的な肝細胞障害を引き起こす
その他の動物リスク(CliniTox)
CliniTox獣医テキスト情報。
ブタ: 最も感受性が高く、少量の摂取でも重度の中毒を起こしやすい
ニワトリ: ブタの次に感受性が高く、中毒発症リスクが高い
ウシ: ウマと同程度の感受性があり、中毒を起こしやすい
ラット: 感受性が比較的低く、中毒を起こしにくい
マウス: ラットよりさらに感受性が低い
ヒツジ・ヤギ: 最も感受性が低く、少量の摂取では中毒を起こしにくい
鳥類全般: 極めて強い毒性があり、摂取により死亡するケースが多い
類似植物との混同リスク
以下の植物は外見が似ており、混同される可能性があります:
その他のセネシオ属種 Senecio spp.
外観が類似しており、同様にピロリジジンアルカロイドを含み毒性を持つ種が多数存在する
オトギリソウ属種 Hypericum spp.
黄色い花の形状が類似しており、本種同様に有毒な種が多い
ヨツバハハコグサ Crepis biennis
葉の形状が類似するが、本種と異なり無毒である
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情報源
この情報は参考用であり、医療アドバイスではありません。誤食や中毒の症状がある場合は、直ちに医師または獣医にご相談ください。

