ツゲ(黄楊)は有毒ですか?
Buxus spp.
1
猫・犬・馬のいずれにも毒性があり、摂取は非常に危険です
2
主な有毒成分はアルカロイドで、摂取後は嘔吐・下痢などの消化器症状が最初に現れます
3
馬が摂取した場合は呼吸器不全やけいれんなど命に関わる重篤な症状に至るケースがあります
よくある質問
ツゲ(黄楊)は人間に有毒ですか?
ヒトへの明確な毒性データは公開されていませんが、誤摂取した場合は嘔吐・下痢などの消化器症状や、樹液接触による皮膚刺激が生じる可能性があります (低毒)
ツゲ(黄楊)は猫に有毒ですか?
嘔吐、下痢、食欲不振 (中毒性)
ツゲ(黄楊)は犬に有毒ですか?
嘔吐、下痢、腹痛 (中毒性)
ツゲ(黄楊)は馬に有毒ですか?
疝痛、下痢、呼吸器不全、けいれん (劇毒)
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毒性の詳細
人間
低毒
ヒトへの明確な毒性データは公開されていませんが、誤摂取した場合は嘔吐・下痢などの消化器症状や、樹液接触による皮膚刺激が生じる可能性があります
猫
中毒性
嘔吐、下痢、食欲不振
犬
中毒性
嘔吐、下痢、腹痛
馬
劇毒
疝痛、下痢、呼吸器不全、けいれん
毒性スナップショット
有毒部位全株(特に葉、樹皮、若い枝)
中毒経路経口摂取、樹液への接触による皮膚刺激
毒性成分アルカロイド
応急処置と予防
誤食後30分以内
- • 摂取したことが確認できた場合は、直ちに口の中を水ですすいで残留する植物片を除去します
- • 無理に嘔吐させず、摂取した植物のサンプルを持って速やかに最寄りの医療機関または動物病院を受診します
- • 呼吸困難やけいれんが見られる場合は、気道を確保した上で安静に保ち、早急に救急処置を受けてください
すぐに獣医に連絡
- • ペットまたは馬がツゲを摂取したことが明らかな場合
- • ペットに原因不明の嘔吐・下痢・腹痛の症状が現れた場合
- • 馬に疝痛、呼吸異常、けいれんなどの症状が観察された場合
家庭での予防
- • ペットや放牧中の馬が接近できる場所にツゲを植栽しないようにします
- • 剪定したツゲの枝葉は、動物が接触できない場所に速やかに処分します
- • 散歩や放牧中に、動物が見知らぬ植物をむやみに食べないよう監視してください
治療と予後
- • 摂取後時間が経過していない場合は、活性炭投与による毒素の吸着を実施します
- • 症状に応じて輸液、消化器粘膜保護剤、制吐剤などを投与する対症療法を行います
- • 重篤な神経症状や呼吸障害が見られる場合は、抗けいれん薬投与や呼吸補助などの緊急処置を実施します
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専門的な毒性学
毒性等級
人間低毒
猫中毒性
犬中毒性
馬劇毒
標的器官
作用機序
• 含有されるアルカロイドが消化器粘膜を刺激して嘔吐・下痢などの症状を引き起こします
• 大量に摂取した場合はアルカロイドが神経系に作用し、けいれんや呼吸中枢の抑制を引き起こします
その他の動物リスク(CliniTox)
CliniTox獣医テキスト情報。
ウサギ: 摂取により嘔吐・下痢・食欲不振などの消化器症状が生じる可能性が報告されています
反すう獣(牛・羊): 大量に摂取した場合、馬と同様に神経症状や呼吸器障害が生じる恐れがあります
類似植物との混同リスク
以下の植物は外見が似ており、混同される可能性があります:
イヌツゲ(犬黄楊) Ilex crenata
葉の形状やサイズがツゲと非常によく似ており生垣に用いられることも多いですが、モチノキ科に分類され、葉の縁に細かいギザギザがある点が主な区別点です。
ヒイラギモクセイ Osmanthus heterophyllus
常緑低木で葉の質感がツゲに似ていますが、モクセイ科に分類され、葉の縁にトゲ状の突起がある点、開花時に強い香りがする点で区別できます。
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情報源
この情報は参考用であり、医療アドバイスではありません。誤食や中毒の症状がある場合は、直ちに医師または獣医にご相談ください。


